
箱文字・カルプ文字とはどのようなもの?
看板を作成する際には、店名や営業時間など、さまざまな文字情報をレイアウトする必要があります。看板に使用される文字にはいくつかの種類があり、選択する文字によって看板の印象が大きく変わります。今回は、看板で使われる文字の中でも、箱文字とカルプ文字について詳しく見ていきましょう。それぞれの特徴や、看板で使用する際に期待されるメリットについて解説しますので、文字選びの参考にしてください。
1. 箱文字の特徴について解説

箱文字看板の特徴について見ていきましょう。金属などの板材を曲げたり切断したりして、文字を製作する方法が採用されています。
この技術により、立体的な形状の文字を作成できるのが大きな特徴です。
また、箱文字はチャンネル文字とも呼ばれることがあります。
視覚的なインパクトが強く、看板としての存在感を高めることが可能です。
1-1. 切り文字との違いについて
箱文字看板と切り文字看板はよく混同されますが、製作方法に明確な違いがあります。切り文字は板材を切り出して作成され、その厚みが文字の厚さとなります。一方、箱文字は金属を折り曲げたり溶接したりして製作されるため、板材よりも厚みを増すことが可能です。このように、両者は似ているようで異なる特性を持っています。
1-2. 箱文字看板がおすすめのケース
箱文字看板を選ぶ理由の一つは、文字を大きくしたい場合です。切り文字では、文字が大きくなると相対的に厚みが薄くなり、板材の厚みが上限となるため、立体感を出しにくくなります。このため、期待する宣伝効果が得られないこともあるでしょう。 一方、箱文字は厚みを出せるため、大型の立体文字看板を掲出する際に非常に適しています。また、夜間に看板でアピールしたい場合にも箱文字が有利です。内部に照明を組み込むことが可能で、夜になると照明を点灯させることで、街行く人々へのアピール効果が高まります。視認性も向上し、最近ではLED照明を使用することで、細い文字にも対応可能です。
2. カルプ文字の特徴について解説

看板で用いられる文字の一種にカルプ文字があります。
これは立体文字の一種で、ウレタン樹脂を使用しているのが大きな特徴です。
カルプ文字は文字だけでなく、ロゴの製作や印刷シートの利用にも対応しており、幅広い用途で活用されています。
2-1. 軽量でリーズナブル
カルプ文字はウレタン製で、文字やロゴに合わせて切り抜くことで立体的な看板を作成できます。この素材は金属と比較して軽量であり、大きな特色と言えるでしょう。地震や台風などの自然災害が発生した際、看板や文字が落下しても大きな被害が出る可能性は低いです。また、ウレタン製であるため、箱文字のような金属製の看板と比べてリーズナブルな価格で製作できる点も魅力です。予算が限られている場合には、カルプ文字の導入を検討してみると良いでしょう。
2-2. カラーバリエーションが充実している
カルプ文字の基本的な色は白と黒の2種類ですが、表面にシートを貼り付けることで、他の色でも表現可能です。また、カット面を塗装することで、さまざまな色に仕上げられます。この特性により、文字だけでなく、企業や店舗のロゴを効果的に表現できます。塗装を施すことでカルプの表面に塗膜が形成され、外部からの刺激から保護されますし、塗装によってカルプの劣化を抑制し、交換頻度を減らせるのも大きなメリットです。
2-3. 屋外でも使用できる
ウレタン製のカルプ文字は屋外での使用も可能ですが、耐久性については、金属製の箱文字と比較すると若干劣ります。カルプ文字は防水性や対候性に優れているため、性能自体には問題ありません。しかし、汚れが目立ちやすく、視覚的な問題が生じる可能性もあります。表面に凹凸があり、水垢やほこりが付着しやすいため、表面をカッティングシートでカバーすることにより、耐久性を高められるでしょう。
3. 箱文字・カルプ文字の最新トレンドと活用法

デジタル時代において、看板文字の新たな可能性が広がっています。とりわけ、箱文字とLED技術の組み合わせが注目されており、時間帯や季節に応じて色や明るさを調整することで、視覚的な演出が向上しています。また、カルプ文字は環境に配慮した新素材の開発により、耐久性と環境負荷のバランスが進歩しました。
さらに、3Dプリント技術の進展により、複雑なデザインや細かいディテールの表現が可能になり、クリエイティブな看板デザインが実現しています。 注目されるのは、QRコードを組み込んだ箱文字看板の登場です。これにより、通行人は店舗情報やクーポンに簡単にアクセスでき、オフラインとオンラインの融合が進んでいます。これらの新技術は、従来の看板の概念を大きく変えつつあります。
4. まとめ
看板を製作する際、文字の選択は慎重に行うべきです。箱文字やカルプ文字など、さまざまな種類があり、それぞれの特性によって、見る人に与える印象が大きく変わります。箱文字は金属製で内部に照明を組み込めるため、夜間の視認性を重視する場合におすすめです。一方、カルプ文字はウレタン製で軽量なため、軽い看板を作成したい方に適した選択肢となります。 「株式会社ヒカリウォーカー」は大阪府や奈良県、和歌山県などで看板の製作、取り付け工事、メンテナンスを行っています。弊社代表は19歳で大阪の看板製作会社に就職し、24歳で個人事業者として独立しました。長年の経験を活かし、伝統的なものから最新鋭の看板まで、さまざまなスタイルの製作や施工を手掛けてきました。文字に関しても、箱文字やカルプ文字など多様な種類に対応していますので、まずはお気軽にご連絡ください。